Interview応援者さまの声を
お届けいたします
テラエナジーでんきでは、たくさんのユーザーさまが様々な想いを持って応援してくれています。個性豊かなユーザーさまの声をみなさまにお届けいたします。
- ライター:藤井 一葉
- 兵庫生まれ。浄土真宗本願寺派僧侶。若手僧侶のグループ・ワカゾーで死をカジュアルに語る場「デスカフェ」を開催。日本茶を淹れたり、本を眺めているとほっとする。仏様のお話をさせていただくことも。テラエナジーではメルマガも担当。
テラエナジー(以下 TE)
まずはじめに、自己紹介をお願いします。
ロビンさん
Robin Rauner(ロビン ラウナ―)です。アメリカ合衆国ネブラスカ州出身で、立命館大学国際関係学部を卒業した後、京町家のコワーキングスペースGarden Labに就職して町家の運営をしています。それから「京都エコマップ」というエシカルな生活推進プロジェクトを主催したり、他にも様々な環境活動に参加しています。
TE
テラエナジーでんきを知ったきっかけは何だったんでしょう?
ロビンさん
環境に優しい電力会社を調べていた時に、気候ネットワークの方から教えていただきました。それで、自宅の電気をテラエナジーでんきに切り替え、京都エコマップのインスタグラムやウェブサイトにも掲載させていただきました。
TE
ありがとうございます。私たちも、京都エコマップさんのインスタグラムで紹介してくださっているのを見つけた時にとても嬉しくて、みんなで盛り上がりました!テラエナジーを知ったときの率直な感想はいかがでしたか?
ロビンさん
すごいな!と思いました。お坊さんがやっているのもおもしろいし、仏教の価値観にちゃんと通じていると思いました。他の電力会社も見ていましたが、京都でこんなに前向きな電力会社があることがとても嬉しかったです。
それに、会社の考え方などをウェブサイトで拝見して、自分の価値観とあっているとも思いました。
TE
テラエナジーを選んでいただいた決め手はどんなところにありましたか?
ロビンさん
寄付つきでんき(電気料金の一部を自分の応援したい会社に寄付できる仕組み)と、京都の電力会社を使いたかったというところです。自分の住んでいる地域で消費者のことだけではなく、地球のこと、社会のことにちゃんと配慮をした会社に変えたいと思っていたので、テラエナジーでんきがぴったりでした。
TE
実際に切り替えてみていかがですか?
ロビンさん
意外と簡単でした!ネットで切り替えもできて、こんなにも簡単なんだって。なぜもっと早く切り替えなかったんだ―って思いました(笑)。
年末の価格の高騰はびっくりしましたが、その後のお知らせや情報などのサポートは助かりました。日本では、電気料金が3倍程度だったと思うのですが、アメリカのテキサス州では10倍にもなっていてとてもひどい状況でした。
自然の中で遊ぶのが大好きだった幼少期
TE
環境に配慮した電力会社をご自身で探されたり、京都エコマップなど、環境への関心はいつ頃からもたれていましたか?
ロビンさん
アメリカでは、私が小さかった頃から頻繁に環境問題が新聞記事になっていましたので、そうした新聞記事で環境のことを知ったり、授業で学んでいました。それから、自然の中で遊ぶのが大好きでしたね。そういう意味では小さい頃から環境や自然に関心はあったと思うのですが、それでも、日常の生活と環境問題がつながったのはつい最近のことです。
台風がとてもひどくなったり、気候変動の影響を自分の生活で実感し、食べ物とかも直接影響があることにだんだんと気がついてきました。それで、生活をいろいろと見直して、環境にやさしい生活にしようと努力するようになりました。
それと、大学生の頃に「環境活動にもっと関わりたい」と思って色々調べていた時に、FFF(Fridays For Future:未来のための金曜日)のムーブメントが起きていました。日本でもFFFの活動があると知って参加し、そこから今、寄付先にも選んでいる気候ネットワークを知りました。
TE
そうでしたか。京都エコマップは、ロビンさんが始められたのですか?
ロビンさん
そうですね。アメリカだと、普通のスーパーでも量り売りがあるし、他にも環境にいい生活が簡単にできます。けど、京都ではプラスチックもなかなか避けられないし、環境に優しいお店や量り売りのお店を自分で探すのは大変でした。それで、気に入ったお店を見つけたら、自分用にメモをしていました。そこから、こういうお店のマップがあれば、みんながより環境にやさしく生きていけるかなと思い、グーグルのマイマップから始めて、みんなに共有するようになりました。
去年には、インスタグラムのアカウントをつくり、11月にウェブサイトもオープンしました。今は、約1万の方が利用くださっています。インスタグラムのフォロワーも増え、こんなにも同じ思いを持っている人たちがいてくれるのだと驚いています!!
多くの人は、仕事や育児で忙しいこともあり、時間がありません。それをちょっとでも支えることができたらなと思います。それに、京都だとご年配の方がされているお店のほうが、意外と量り売りやプラスチック容器を使っていなかったりします。ただ、そういった小さなお店はグーグルマップにも載っていないこともあるので、むしろ、そういうお店を積極的に紹介していきたいですね。
TE
確かに、昔は豆腐屋さんが来てくれて、ボール持って豆腐を買いにいったりしてました。今、何か他に関心があることはありますか?
小さなことにも感謝の生活を、“appreciate the small things”
ロビンさん
ガーデニングやDIYをしています。自分で野菜を育てたり、自分で洋服作ったり、これから家具とかも作ってみたいと思っています。お金を使って物を買うだけでなくて、ほしいものを自分で作るのは楽しいです。あとは、手入れも大変ですけど、盆栽や苔玉もやっています。
環境にやさしい生活ができたらいいなと思っています。環境のことを配慮して、プラスチックを避けたり、お弁当箱を持っていったり、そういう小さな選択を意識して、よりよい生活をおくりたいです。小さいことですが、その積み重ねですね。
それに、小さなことにも感謝の生活を、“appreciate the small things” と思っています。毎日忙しいので、小さなうれしいことや美しいことに感謝できない時があります。でも、もっと感謝したほうが良いという気持ちもあるのです。そういったことは日々気にかけていないと、忙しさに流されてどうしても忘れてしまいます。
TE
“appreciate the small things” 大切なことですね。最後に、ロビンさんの人生のテーマ、死生観について聞かせてください。
ロビンさん
難しい質問ですね(笑)そうですね……。「何でもやってみないとわからない」ということを大事にしています。悩みすぎて、見逃したら後悔してしまうこともあります。完全に準備ができていなくても、とりあえずやってみることが一番大事だと思っています。
例えば、私はアメリカ生まれなこともあり、アメリカを離れ、日本に住むのがこわい、と思ったこともありました。けど、まずはやってみることが大事なので、やってみました!両親も日本に住むことを応援してくれています。
生きている間は満喫したいと思っています。人生の色んなことやチャンスを見逃さないようにしたいなと。生きている間は自分が幸せになったり、周り方も幸せになれるように努力することも大事だなと思っています。