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User's Voice

「人間は発酵と同じ」時間をかけて美味しくなる。

松井滋さん
会社員

Interview応援者さまの声を
お届けいたします

テラエナジーでんきでは、たくさんのユーザーさまが様々な想いを持って応援してくれています。個性豊かなユーザーさまの声をみなさまにお届けいたします。

ライター:渥美勉
合同会社バンクトゥ、株式会社ZIZOを経てWebコンサルタントとして独立。趣味は飼い猫に弄ばれること。

テラエナジー(以下 TE)
まずはじめに、自己紹介をお願いできますか?

松井さん
松井滋、50歳です。京都市内で会社員をしています。

TE
テラエナジーでんきを知ったきかっけは何だったんでしょう?

松井さん
青木さんと東さん(共に弊社スタッフ)とイノベーション・キュレーター塾で知り合って、お寺が電力!?とびっくりしたのがきっかけでした。お寺の土地にソーラーパネルがたくさんあって発電してるのかなと勘違いしてましたね。話を聞いているうちに竹本(弊社代表)さんの自死への取り組み(京都自死・自殺相談センター Sotto理事)や、お坊さんというだけで社会貢献しているのに、更に踏み込んで社会的課題を解決しようとしてる事に素直に応援したくてテラエナジーに切り替えました。

TE
実際に切り替えてみて、どのような感想をお持ちでしょうか。

電力を自分で選んでいるという自負

松井さん
「自分で選んでいる」「自分で投票している」という自負と自責を感じます。選挙のように数年に一度のものではなく、自分の姿勢を日々表明することができると考えています。

TE
そう言ってもらえてとても嬉しいです。電気を選ぶことが世の中に対して大きなインパクトがあると弊社も考えています。

話は変わりますが、上記の塾でのあだ名がなんと「社畜」だったと聞きました。今の松井さんからはイメージできないですが、どういう経緯があったんですか?

松井さん
4〜5年前から会社員として組織の中で働くことに漠然とした違和感を持っていたんです。そんな中でたまたまイノベーション・キュレーター塾を知って参加しました。塾では、自分事で実現したいプロジェクトを企画する必要があったのですが、そこで講師の方から「企画から社畜感が漂ってる」って言われまして。そこからあだ名が「社畜」になりました(笑)。

TE
今ではまったく社畜感?を感じないのですが、変化したのはどういったきっかけがあったのでしょうか。

松井さん
違和感を留めず、実際に少しづつ行動へ移していったことが大きいと思います。塾もそうですが、家庭菜園をしたり、発酵食品で体調を整えることを大事にしたりと、これだ!と思ったことは直感で行動することにしています。普通に会社員をやっていると無機物に触れている時間が圧倒的に多いですが、自然なもの・有機物に触れる時間を大事にしています。今は、自家製味噌づくりにハマっています。思ったより簡単にできるのでとても楽しいです。興味が向いたことをいろいろやり過ぎて覚えていないことも多いのですが、いろいろな価値感が混ざり合って、僕自身も発酵していくといいますか。

松井さん自家製の手作り味噌

TE
なるほど、人間も同じですよね。いろいろあって熟していく。

TE
電力市場の高騰の件はどのように感じていらっしゃいますか。

松井さん
それでいえば、まだまだ発酵途中、未熟な市場だと思いました。資金や設備や情報の偏在性があるとどうしても発生してしまうんだなぁと。株式投資と違って、電気はコモンなので、今後は政府等が自由市場に任せっきりではなく、ある程度の統制をする必要があると感じました。非常にバランスが難しい問題ですが。

あと「世の中に安定というものはない」ということ。全てが相対性であると捉えれば、安定もまた不安定で。だからこそ、安定も不安定も含めて受容する気持ちが大切だと思います。加えて、結局は「電気をできるだけつかわない」「無駄遣いしない」ということが必要だと思いました。まだまだこの世の中には、欲しい時に電気が入手できない人もいる。そんな事を考えれば、例え一次的に価格が変化し高くなっても暖房が使えて凍死の危険がない、というのは有難いことなんだなぁと。だからこそ、一人一人が省エネの意識をもって、日々生活をする必要があると感じました。

TE
深く理解していただいていてありがたいです。今後、テラエナジーに期待することは何でしょうか。


多様な社会問題を考えるヒントをくれるのがテラエナジー

松井さん
テラエナジーらしさを追及し続けていってほしいです。純粋な利潤追求の組織でもなく、NPOでもなく、オリジナルな存在だと思いますし、カテゴライズするのは他人がやればよくて、”自分らしさ”を追及していってほしいなと思います。最近読んだ本に、「精神的な満足を求める世の中では、利潤追求だけで世の中の課題を解決することはできない。従来型の資本主義だけでは現在の多様で小粒な問題に対して解決が難しい」というのがありました。
テラエナジーは、地域にある多様な(例え小さくても)問題を解決する。または、一緒に考えるヒントを与えてくれる存在だと思います。


電気って、それ自体は差別化しようがない商品。見た目には価格でしか、直接的な商品価値にすることができない。でも、テラエナジーさんはそれにチャレンジして、それ以外の価値(気持ち・自負・プライドなど)を感じてもらえるように頑張ってると思います。

見える価値ではなく、見えないものを探しにいってる。そんなことを今後も、失敗もあるでしょうけど、自問自答しながら進んでいただけたら嬉しいです。あと、先日のハローライフさんのように電気を通じた(理念をわかちあった)仲間との交流会イベントみたいなのは、テラエナジーさんらしくていいなと思います。

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