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再エネ100%を目指し徳島のおばちゃん・おじちゃんが立ち上がる|あわエナジー

祖父江桂子(あわエナジー副代表)・角田鉄人(あわエナジー代表)・竹本了悟(TERA Energy代表取締役)・豊田陽介(気候ネットワーク上席研究員)

「15歳だったグレタちゃんが、たったひとりで気候ストライキを始めた勇気。彼女の行動が共感を呼び、世界中の若者たちが気候変動の解決を求める「未来のための金曜日」。『大人が私たちの未来を奪う』と訴える若者たちに対して、徳島のおばちゃんに何ができるのか。
いつか、誰かがやってくれるのを待つのではなく、再生可能エネルギー100%の未来をめざして、自ら行動しよう。」

徳島市のとある喫茶店で行われていた井戸端会議。コーヒー一杯飲みながら、地球温暖化について熱く語るおばちゃんたち。

そんな井戸端会議から4か月後⋯⋯再生可能エネルギー100%普及を目指して、2020年5月に徳島に市民団体「あわエナジー」が設立されました。

今回は、あわエナジーの副代表の祖父江桂子さんにお話を伺いました!

Q. あわエナジーはどんな団体でしょうか?

祖父江: あわエナジーは、徳島県内に住む6人のおじちゃんとおばちゃんが立ち上げた、生まれたばかりのグループです。まだ法人格のない、任意団体として活動しています。

設立の目的は、徳島の豊かな自然を生かしてエネルギーを生みだし、持続可能な徳島をつくること。そのために新電力会社をつくりたいと考え、TERA Energyを含む新電力会社の設立を支援している気候ネットワークの豊田陽介さんに相談し、TERA Energyとの連携をご提案いただきました。

あわエナジー:https://www.awa-energy.com/

コーヒー

Q. あわエナジーにはどんなメンバーがいますか?

祖父江: 6人全員がふつうのおじちゃんとおばちゃんで、電力事業に携わったこともなく、会社経営の経験もない、まったくの素人です。定年退職しているメンバーの元職業は、大学教授、生協職員、団体職員など。唯一の40代は僧侶です。

メンバーの集合写真を撮ったら、まぎれもなく敬老会の集まりだと思われるでしょう(笑)。
しかし、老いたりといえども、いや老いたからこそ、子どもや孫が安心して暮らせる未来を残したいという思いが強く、老体にむちを打ちながらも、志だけは気候変動を止めようと立ち上がった若者たちと同じ思いで、活動を始めました。

あわエナジーメンバー・太田景子(司会:テレビ朝日気象キャスター)・豊田(気候ネットワーク)・竹本(TERA Energy)

Q. あわエナジーを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。WEBサイトに「井戸端会議」とありましたが、どんな会議だったんですか!?

祖父江: それは、おいしいコーヒーを飲みながらおしゃべりしようと集まったよくあるおばちゃんたちの女子会でした。とりとめのない話題を行きつ戻りつしているうちに地球温暖化の話になり、勢いあまって、新電力会社をつくろう! と盛り上がってしまったんです。

おばちゃんたちの妄想は止まらなくなり、コーヒー1杯で帰るつもりだったのが、食事を追加注文して話し続けました。

それからおよそ半年で、TERA Energyとの連携を記者発表し、そこでスピーチするようになろうとは、あのときは想像すらしていませんでした。

Q. 立ち上げる中で大変だったことはなんですか?

祖父江: とくに大変なことはありませんでした。強いて挙げれば、アナログ人間で生きてきたので、TERA Energyのみなさんがあたりまえに使っているパソコンのソフトを使いこなすようになるまでが大変でした。

さまざまな地域活動に参画していたとはいえ、ずっと専業主婦だった私にとって、zoom会議は初めて。グーグルドキュメントやスプレッドシートって何という状態でした。

でも、これが使えるようにならないと温暖化は止められないんだと思い、パソコンに詳しい若い友人に頼んで特訓してもらいました。
こうしたたくさんの「初めて」の挑戦にわくわくしている毎日なので、大変だと思ったことはありません。
 

(2020年6月29日徳島県徳島市の興源寺本堂での記者会見の様子)

Q. あわエナジーの名前とロゴの由来を教えてください。

祖父江: あわエナジーのロゴマークは、国内外の受賞歴のあるグラフィックデザイナーの藤本孝明(如月舎)さんがデザインしてくれました。

自然の象徴として緑と太陽と山を表現し、そこから風、川、海へと渦巻きでつながっていくように再生可能エネルギーをイメージしたマークです。渦巻きのフォルムはエナジーの頭文字「e」でもあります。

あわエナジーのあわは、徳島の旧名である「阿波」であるとともに、英語で私たちを意味する「our」でもあります。阿波(awa)の豊かな自然を生かし、みんなの力で私たちの(our)エネルギーをつくっていきたいという思いを表現していただきました。

Q. 新型コロナウイルスの影響もあり、直接会うことができない打ち合わせが続いたと思いますが、テラエナジーのメンバーとの打ち合わせは、どういった雰囲気だったのでしょう?

祖父江: 徳島県は感染者が5人しか出ていないので、他の地域に比べて緊迫感が低かったかもしれませんが、それでも相応の対応が求められていました。

しかし、今から振り返れば、新型コロナウイルスによる行動自粛のおかげで、活動が加速化した側面は否めません。というのは、誰もがなかなか外出ができず、在宅勤務によって移動時間が少なくなったからこそ、あわエナジーの内部会議も、テラエナジーとの連携会議の日程調整が容易だったからです。

テラエナジーのみなさんとは、直接お目にかかれなくても、 オンライン会議で話し合いを重ねていくたびに信頼と尊敬の気持ちが深まっていきました。そのおかげで、自信をもって「テラエナジーでんき」を薦めることができます。 

棚田

Q. うれしいです!ありがとうございます!あわエナジーのこれからの展望を教えてください。

祖父江: 当面は年内の法人化をめざして準備を進め、3年以内に新電力会社を設立したいと考えています。
素人集団のおじちゃんとおばちゃんにそんなことができるのかと思う人もいるでしょう。しかし、気候危機の防止は、時間との闘いです。

これまでテラエナジーのみなさんをはじめ、多くの方々にご支援をいただきながら準備を重ね、6月29日の記者発表の日を迎えることができました。気候危機を止めたいという思いだけで走ってきたおじちゃんとおばちゃんにご支援くださったみなさまには感謝の思いでいっぱいです。

これからも、持続可能な未来をつくりたいと思う方々の思いをつなげていけば、きっとこの目標は達成できると信じて、努力を重ねていきたいと思っています。
 

祖父江桂子(そぶえ・けいこ) 
あわエナジー副代表。徳島大学教育学部卒業。専業主婦のかたわら、さまざまな社会活動を行う典型的な徳島のおばちゃん。2020年1月、おばちゃんの井戸端会議で地球温暖化を防止するために新電力会社の設立を語り合い、力わざであわエナジーを設立。幅広いネットワークを生かした稼ぎ頭として「テラエナジーでんき」の普及に奔走しつつ、営業にあたるメンバーの陣頭指揮をとっている。

あわエナジー:https://www.awa-energy.com/


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https://tera-energy.com/home-secondary#anc1
 
 

[コラム] | 2020.06.29

https://tera-energy.com/post/1207/