シェアハウス「ごちゃまぜハウス」は、地域食堂を併設したユニークな共生空間です。
困りごとを抱えて自立が難しい方(障害者、高齢者、児童養護施設出身者、難病者、ひとり親、ひきこもり)、そうではない健常者・学生など、異なるバックグラウンドを持つ人々が一つ屋根の下で、それぞれの弱点を補い合い、助け合いながら生活する場を作ります。
地域には一人暮らしの高齢者など孤食で生活されている方が多くおられます。地域食堂では、シェアハウスの住民だけではなく、地域の方も利用できるようにします。孤独を感じることなく、いろいろな人々との交流を楽しむことができるため、現代社会の課題である孤立や分断を解消する一助となります。
ごちゃまぜハウスは、人と人との繋がりを大切にし、地域全体の絆を深める場になります。
私の子供はダウン症で生まれました。知的障害と身体障害がある彼が、私が死んだ後、幸せに生きていけるか心配です。
障がい者の親が死期に近づき子供と心中する悲しい事件も度々起こっております。
他方、世の中には孤立して障害者のみならず高齢者、ニート、シングルマザー、難病者、児童養護施設出身者、身寄りのない人など同じような心配事を持っている方がたくさんおられることを、様々な交流を通じて知りました。
人はひとりでは生きていけません。人は「愛され」「ほめられ」「人の役に立ち」「人に必要とされる」ことで幸せになれます。その幸せをシェアハウスの住人同志、さらに地域の方々と共に作っていきたいと思います。思いやりをもってお互い助け合うことで、しなやかで強靭なコミュニティーになり、幸せに生きていける仕組みを作ります。
シェアハウスだけではなく、地域も元気にしたいという思いも沸き上がり、今では共感してくれる人もたくさん増え、地域の皆様にも支えていただいております。