2003年NPO法人設立、山口市から市民活動支援センター運営の委託を受け、継続中。
2015年、テレビや新聞等で「こどもの貧困問題」が取り上げられ、山口市内にも、経済的な理由や家族の都合で、学習する機会に恵まれない、十分に食事が取れない、親が仕事で帰りが遅く、いつもひとりぼっち、といったこどもたちに、「学習の機会」や「食事」、安心できる「居場所」を届けるために、2016年7月から、困難を抱える子どもたちを支える活動「こども明日花プロジェクト」を開始した。当初は無料学習会や居場所づくりなどに取り組むとともに、普及啓発や人材育成のための「中間支援」の役割を果たしている。
また2018年12月からは、地域の大人たちがこどもたちを支えるために取り組む「こども食堂」を普及させることで、こどもたちを見守り支える仕組みとして、自ら運営するととに、普及啓発に努めてきた。
こどもの貧困問題に取り組み、8年が経過しました。その間、新型コロナの感染拡大により、ひとり親家庭が仕事や収入の減少と家計の負担増加などで、大きな影響を受けて、困窮する家庭も多くなり、当法人では「みんなにエール!弁当」や「ごちそうさまプロジェクト」などで、ひとり親家庭にお弁当や食品などを送り、応援してきました。
コロナ収束後も、食費や電気代など、値上げが続き、収入が増えないひとり親家庭には家計を直撃し、親が食事を減らして、子どもに食べさせるや、支出が増えるので子どもの塾などの習い事をやめさせる、など子どもの成長や親の健康に大きな影響を与える恐れがあります。
私たちは、元々、こどもの貧困問題解決のために、学習の機会や居場所づくりなどに取り組んできましたが、子どもたちが生活する「家庭」の困窮が、子どもの将来に影響異を与えるだけではなく、親にとって経済的・精神的な過重な負担やストレスは虐待などにつながるリスクもあります。
こうした事態、今の日本に経済的な事情で様々な影響を受ける、そして、将来のチャンスを与えられない子どもたちの存在を広く知ってもらい、こども食堂などの活動を通じて、地域のお節介なおじさん、おばさんたちがそうした子どもたちや家庭を気にかけて、地域で孤立させないような、温かな地域づくりを目指しています。
どうか、こうした現状を知り、関心を持っていただき、子どもたちの明るい未来のために、私たちと一緒に取り組んでさい。よろしくお願いします。