プレスリリース
5/22リリース|高圧電力を供給している株式会社アグティの代表・齊藤 徹氏に テラエナジーの再生可能エネルギーを通して目指したいビジョンについてインタビューしたニュースレターを発行 ~電力を通して、「人と人」「人と地域」のつながりを広げる~

京都市で再生可能エネルギーを主体とした電力販売(小売電気事業者登録番号:A0582)を行うテラエナジー株式会社 (本社:京都府京都市右京区西京極堤外町18-124 / 代表取締役:竹本 了悟 / 以下:同社)は、2022年9月1日から高圧電力を供給している株式会社アグティ(本社:京都府久世郡久御山町森村東232-1 / 代表取締役:齊藤 徹 / 以下:アグティ)に、同社を選んだ理由やテラエナジーの電力を通して目指したいビジョンについて、アグティの代表取締役・齊藤 徹氏にインタビューしたニュースレターを発行します。

◆アグティがテラエナジーに切り替えた理由
アグティは「会社は、働く人のために存在する。」という信念を掲げており、同社の再生可能エネルギーを使用した電力プランと寄付つきでんきの仕組みが「働く社員たちが生きる地域や社会をよりよくすることにつながる」とご賛同いただき、高圧電力の供給開始に至りました。
アグティでは様々な地域貢献活動や持続可能な事業を行っており、地域循環のワークシェアスペースACWA BASEの運営では、人や地域を緩やかにつなぐ新しいかたちのコミュニティが生まれています。ただ環境によい電気になったということではなく、アグティの作り出す様々なコミュニティと同社の再生可能エネルギーを掛け合わせることで、未来に続く「人と人の温かなつながり」を広げていくことを目指します。
◆テラエナジーでんきの特徴 〜寄付つきでんき・再生可能エネルギー〜
テラエナジーでんきの大きな特徴は、子育て支援や気候変動等の社会課題の解決に取り組むNPOなどへの寄付つきであることと、再生可能エネルギーを使用していることです。テラエナジーでんきを使うことで「人と人の温かなつながりをつむぐこと」「そのつながりが未来へ広がっていくこと」を大切にしています。
特徴1.電気料金の最大2.5%を、利用者の選んだ社会活動へ寄付
お客様の毎月の電気量料金(税抜)の最大2.5%を、お客様の選択する団体にテラエナジーが寄付します。毎⽉の電気料⾦を⽀払うことで、ご自身が選んだ活動を応援することができます。
「誰かを応援したい」という気持ちを一人でも多くの方に実現していただけるように、「”寄付額を電気料金に上乗せ”ではない仕組み」にこだわっています。
特徴2.地球環境への負荷が少ない再生可能エネルギーが主体
テラエナジーでんきとして調達している再生可能エネルギーは、太陽光・風力・水力・バイオマスです。その中でも、地域住民から反対を受けているメガソーラー施設、海外の自然を破壊していると批判されている輸入材によるバイオマス施設などからは、電気を仕入れないようにしています。単に自然由来ならよいということではなく、「その電気がどんなつながりを生んでいるか」を重視しています。
◆テラエナジーでんきの電力プラン
1.固定単価プラン
電気料金単価が固定で、電力市場価格に左右されないプランです。時間帯にかかわらず料金単価が固定なので、金額の見通しが立てやすいという特徴があります。
2.市場連動プラン
電力市場価格に連動して電気料金単価が決まるプランです。時間帯によって料金単価が変動するため、市場価格が低くなる時間帯に電気を使う等の工夫が可能です。一方で、市場が高騰した場合には、電気料金単価が高額になる可能性があります。
3.再生可能エネルギー100%プラン
電源の由来が再生可能エネルギーのみのプランです。再生可能エネルギーの中でも、「実質再生可能エネルギー100%」や「カーボンニュートラル電気」といった電気は、電源の由来に制限はなく、火力発電や原子力発電などによる発電方法に非化石証書を組み合わせることで、「CO2を排出していない」とみなされる電気です。
これに対し、テラエナジーでんきの再生可能エネルギー100%プランでは、再生可能エネルギー(FIT電気含む)由来の電気のみを電源として、「”実際に”CO2排出ゼロ」の電気を提供します。
(再生可能エネルギー100%プランについての詳細はこちら:https://tera-energy.com/post/3627/)
非化石証書とは:再生可能エネルギーをはじめとする、CO2を排出しない非化石電源から発電された電力の「環境価値」部分を証書化したもの。火力等で発電された電気は、物理的な電気の価値だけを持つ一方で、太陽光や風力によって発電された再エネは、物理的な電気の価値と環境価値を持つ。この電気としての価値と環境価値とを切り分け、環境価値を証書化することで、環境価値のみを取引することができるようになっている。
ご使用予定時間等で金額シミュレーションが可能です。詳細についてはお問い合わせください。
※電力切り替えの経緯や今後のビジョンについて、アグティの代表取締役にインタビューした添付のニュースレターも、ぜひご覧ください。
◆アグティ会社情報
会 社 名:株式会社アグティ
所 在 地:京都府久世郡久御山町森村東232-1
代 表 者:齊藤 徹
代 表 番 号:075-633-6655
F A X :075-633-6657
設 立 :1992年12月
U R L : http://www.agt-kk.co.jp
事 業 内 容:医療福祉施設及び事業所等の常駐/定期清掃業務、医療福祉施設内の常駐洗濯業務、タオルリースクリーニング等の業務用クリーニング及びドライクリーニング、見守り付洗濯代行サービス
◆会社情報
会 社 名:TERA Energy株式会社
所 在 地:京都市右京区西京極堤外町18-124
代 表 者:竹本 了悟
代 表 番 号:075-874-4851
F A X :075-874-4852
設 立 :2018年6月11日
U R L : https://tera-energy.com/
事 業 内 容:再生可能エネルギーを主体とした電力販売(小売電気事業者登録番号:A0582)、ソーシャルグッドな活動の支援
【N E W S L E T T E R】
株式会社アグティがテラエナジー株式会社の再生可能エネルギーを主体とした電力プラン「テラエナジーでんき」を選んだ経緯や、協業による未来の可能性について、代表取締役の齊藤徹氏に聞きました。
社員たちの暮らしは地域にある
だから、地域をよりよくするために、
再生可能エネルギーを広げたい
<プロフィール>
齊藤 徹(さいとう とおる)
株式会社アグティ/代表取締役
高校卒業後、叔父が経営する有限会社アロマクリエイトに、アルバイトを経て19歳で入社。会社が株式会社アグティに組織変更された25歳の時に取締役に就任。35歳で事業承継により代表取締役社長に就任後、創業者の信念である「会社は、働く人のために存在する。」を“自分らしく”実現するため、様々な施策を実施している。
ーWebサイトを拝見すると「会社は、働く人のために存在する。」という言葉が目に飛び込んできます。どんな思いが込められているのでしょうか。
齊藤代表(以下「齊藤」):生きとし生けるものは、自分の人生が豊かでありたいと思い生きています。人ももちろんそうで、会社はそのための一つの手段であり道具だという思いです。ワークライフバランスという言葉がありますが、そもそもワークとライフは並列するものではなく、ワークはライフの一部だと私は考えています。これは創業者の思いでもありますし、今の私自身の価値観でもあります。
ーその実現のために大切にされていることを教えてください。
齊藤:会社の成長を目的にしないことです。会社の制度や実施することは全て「働く人のため」に存在します。例えば様々な研修も行いますが、受けた人が豊かになることを目的に実施しているので、レポートはありません。その人の中に積み重なっていればいいからです。
ー他人に見せるためではなく、自分の中に。
齊藤:そうです。人生が豊かであるためには、「自分の人生の舵は自分で握る」ことが大切だと考えています。そのため、稟議書もありません。自分で決めて大丈夫だと判断したものはそのまま決裁してもらいます。自分の裁量を超えていると思うものに関しての相談はもちろんできます。決裁の時は機械的に稟議書を出して誰かに判断してもらうのではなく、「その都度自分と向き合って判断する」。そんな一つ一つのことが、自分の人生を歩むことにつながると思っています。
ー自分と他者、自分と会社といった「自分軸」の関係性の構築が重要ですね。地域循環のワークシェアスペースACWA BASEも、様々な関係性が生まれる場だとうかがっています。
齊藤:はい。誰がいつ来てもいつ帰っても、仕事をしてもしなくてもいい、という“ごちゃまぜ”の場です。働いていただいたら、もちろんその分の対価をお支払いしています。事業をしている私たちが持っている資産は「仕事」なので、仕事をきっかけに社会的に孤立しやすい方々とつながれたらいいなという思いで始めました。地域の人たちが集うことで顔の見える関係性が生まれて社会的孤立が減れば、社員たちが暮らす地域もよりよくなっていく。だから、会社として取り組んでいます。
ー実際にどのように利用されているのでしょうか。
齊藤:いつ来てもいつ帰ってもいいのですが、多くの方は決まった曜日の決まった時間帯に来られるようになります。その方の生活リズムに自然と入っている感じですね。毎日のように来てくださる方から、「ここがなかったら、私、引きこもったままやったわ」と言っていただいたこともあります。ノルマは全くありませんが、仕事があるからこそ、「行くと役に立てるからまた行こう」「あと少しだから頑張って終わらせて帰ろう」といった使命感を持って関わってくださる方も多いようです。
ー人と人、人と仕事といった関係性が生まれる場なんですね。そんな様々な“関係性”を生み出しているアグティで、テラエナジーでんきを選んでいただいた理由は何でしょうか。
齊藤:再生可能エネルギー(以下「再エネ」)を使用していることが理由の一つです。働く人のためには、その人たちが暮らしている地域や社会をよくすることも必要で、再エネはそこにつながると考えて切り替えました。ですが、一番大きな理由は「人が見えたこと」です。契約にあたってお話をしていく中で、代表や社員の方々の顔が見えて、この人たちとつながって一緒に何かやってみたいと思えました。テラエナジーの目指す「人と人の温かなつながりを紡ぐ」という思いはACWA BASEにも通じるものがあり、共感しています。
ーありがとうございます。テラエナジーでんきは「寄付つきでんき」として、さまざまな社会課題の解決に取り組む団体(テラエナジーでは「ほっと資産団体」と呼称)へ寄付がまわる仕組みになっています。ACWA BASEは今回、ほっと資産団体に認定となり、お客様に寄付先として選んでいただくことができるようになりました。電力契約の切り替えだけでなく、テラエナジーとこれから関わっていくなかで実現していきたいことについてお聞かせください。
齊藤:再エネを広げていくには、やはり個人や家庭に根付いていくことが必要だと考えています。私たちはACWA BASEという人や地域とつながる場所を持っているので、そこで「再エネを使うことが社会や地域にどんなプラスを生むのか」ということをアナウンスしていきたいですね。
とはいえ、もちろん選択は各個人にありますから、強制するようなものはイメージしていません。ただ、テラエナジーという面白い会社があって、寄付つきで地域や社会を応援できる電力がある、ということを個人の方にもっと知ってもらえる機会が作れたら面白いんじゃないか、と考えています。
ー本当に「人」を見て、大切にされていますね。
齊藤:一人一人に何を伝えるか、どう付き合っていくかが大切だと思っています。会社や社会を作っているのは、最終的にはやはり一人一人の「人」なので。だからこそ再エネも、規模的には会社での利用も重要ですが、個人利用者が増えていくような状況が一番いいんじゃないかと。そのためにご一緒できることがあれば嬉しいですね。
ー最後に、今後の展望をお聞かせください。
齊藤:私個人のことで言えば、あまり未来を描きすぎないようにしています。人の思いや目指すものはその時の状況や環境によって変わっていくものだと思っているので、常に“今”を見て、「今いい感じ」と言える日々が続くことを大切にしています。会社の展望としては、2027年4月に、創業者の息子に代表をバトンタッチします。私自身がこれまで経営と向き合ってきた中で、「自分らしく経営をしていくこと」が一番大切だと考えています。次の社長が私の経営をただ受け取るだけにならないように、会社を“自分ごと”として自分らしく経営していけるように、私から伝えられることを全て伝えていきたいと思います。
【報道関係者お問合せ先】
テラエナジー株式会社
TEL:075-874-4851(10:00〜16:00)
mail:info@tera-energy.com